【自分で直す】動かないSEIKOキネティック・ドルチェの二次電池(キャパシタ)を交換してみた!

SEIKO

こんにちは。YMOIです。

いくら振っても、秒針が2秒ずつしか進まない、すぐ止まってしまう、これは電池交換が必要だなと。。。


そこで今回、自分でドレスウォッチ「SEIKO DOLCE(セイコー ドルチェ)キネティック オートリレー」を電池交換してみることにしました。
品番:5J21-0A30

一般的なクォーツ時計なら「普通の酸化銀電池」を使ってますが、 SEIKOの独自機構である「キネティック(KINETIC)」は、「二次電池(キャパシタ)」という特殊な充電池を使っています。

私も最初は知りませんでした。
そのため、長期間放置ししたり蓄電量が少なくなると、時計をいくら振ってもあまり動かなくなってしまうそう。

「メーカー修理に出すと交換・部品代・工賃など「10,000円から30,000円程度」のところが多いようです。」
ネット調べですが。。

今回は、ちゃんと動かなくなった名作「SEIKO ドルチェ キネティック オートリレー」の二次電池交換の手順、適合するキャパシタの型番、使った工具を紹介していきます!
果たして時計は動くのか。
それではいきましょう!

電池交換の説明をする前に、キネティックについて少し話させてください。

セイコーの「ドルチェ(DOLCE)」といえば、洗練された大人のためのドレスウォッチ。
コールドとシルバーのコンビブレスが有名のDOLCE Watch。私も1本持っています。

そして機械式時計のように「腕の動きでローターが回り、電池に蓄電」。
そして蓄電された電池で時計が動くという、機械式とクォーツのハイブリッド型が
SEIKOのいちブランド「キネティック(KINETIC)」です。

そんなDOLCEKINETICがコラボしてるなんて知りませんでした。
これも勉強。

こんなん復活させるしか選択肢ないっす。

二次電池(キャパシタ)の型番

キネティックの二次電池や通常の酸化銀電池は、内部のムーブメント(キャリバー番号)ごとに、電池に溶接されている「端子(金具)」の形状が細かく異なります。型番を間違えると、内部のネジ穴に固定できないため注意が必要です。

どの電池を入れても動くだろうと思いがちですが、動かないんですよね。
SEIKOの技術力というかなんというか。
なぜ、それぞれ違うんだろうとも思いますが。

今回使用したのは「ドルチェ キネティック オートリレー」に多く搭載されているキャリバーは「5J21」。
時計の裏蓋に刻印されている「5J21-0A30」だったので下記を購入!

5J21ムーブメントに適合するセイコー純正の二次電池(キャパシタ)のメーカー部品番号は以下でした。

  • セイコー純正部品番号:「3023 24X

今回Yahoo!ショッピングで売っていたので即購入。
値段はたしか2,000円くらいだったと思います。

🛒 5J21適合の二次電池(キャパシタ)をこちらから探す↓

電池交換に使った工具

時計の裏蓋を開け、精密な内部パーツの分解や電池交換するには、専用工具が必要です。
個別に買い集めるよりも、ネットで売られている「時計修理工具セット」をひとつ持っておくと、今後の電池交換やベルト調整にも使えて非常に便利です。

蓋を開けるための工具

裏蓋オープナー:今回のドルチェはスクリューバック用のオープナーを使用。
裏蓋にいくつかの溝があり、これを回して開けます。

精密ドライバー(1.0mm〜1.5mm前後のマイナスドライバー):内部の発電ローター(回転錘)や、バッテリーの固定板を留めている非常に小さなネジを外すために必須。

ピンセット:新しい電池をセットする際、金属製のピンセットで電池のプラスとマイナスを同時に挟んでしまうと、ショートして電池がダメになってしまいます。
小さなネジを取り付けるときも、活用しています。

時計固定台:裏蓋を外す時に固定します。

バンドピン抜き:バンドを外す時に、小さい穴にピンを入れて棒を外し、バンドの調整をします。

時計修理用ハンマー:ベルトのピンが硬い時に、使用します。

おすすめの時計修理工具セット以外に安くで売ってるんですよね。
この機会にぜひチャレンジしてみてくださいね!
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【実践!】二次電池交換の手順

いざ、作業開始!

バンドのピンを取る

時計本体についている、ベルトを外します。
写真のように、小さい穴があるのでそちらにピン抜きを押し込みピンを外します。
するとベルトが外れます。意外と簡単!

Screenshot

裏蓋を外す

本体部分を時計台にしっかり固定します。

次に、裏蓋オープナーを裏蓋の窪みに合わせてセットし、ペットボトルのキャップを開けるときと同じ方向(反時計回り)にゆっくり回します。

そのまま回していくと、「カポッ」と裏蓋が緩む感覚があるので、そこまで回したら裏蓋を取り外します。

回転錘(ローター)を外す

裏蓋を開けると、自動巻き時計のような半月型の「回転錘(ローター)」が見えます。これがあるおかげで、腕を振ったときに発電する仕組みになっています。
中央にある大きなネジを精密ドライバーで緩め、ローターを垂直にゆっくりと持ち上げて外します。下のギア(歯車)を傷つけないよう慎重に行いました。

Screenshot

バッテリー固定板と赤シートを外す

ローターの下に、二次電池を覆っている金属製の固定板(バッテリークランプ)があります。これを留めている小さなネジを2箇所外します。
非常に紛失しやすいので、マグネット付きのトレイなどがあると便利です。

Screenshot


【 超重要!】
この前、作業中にこの小さなネジが床に落ち、終わりました。
しかも落ちた先は絨毯。まじで見つけれないです。笑
部品の紛失だけは気をつけてください!
たまに跳ねたりしますからね。。笑

固定板と、その下にある赤い透明な「絶縁シート」をピンセットで外すと、ようやく古い二次電池に到着!以外に長かった。
この赤いシートは、ちゃんと時計が動くように必要なシートなのでつけ忘れないように注意。

電池(キャパシタ)を交換して完了!

購入していた電池を取り付けられてあった場所に取り付ける!

電池品番「3023 24X

あとは外した順番に、部品を取り付けていくだけ!
裏蓋を閉めると完了!

【まとめ】結果は。。。動くのか。

左右に2〜3分振り続けました。

動くのか、動いといてくれ。。と思いながら絞るようにドルチェの秒針を見ました。

「動いている!!!」

しかも、2秒ごとに動いていた秒針もしっかり、1秒ごとに動いていました。

原因はやっぱり、キャパシタの電池寿命だったんだなと、おそらくね。

メーカーや時計店に頼めば、部品や電池の取り寄せからオーバーホールから、それなりの費用と時間がかかるメンテナンスですが、自分で適合パーツと工具を揃えれば、数千円で、しかも自分の手で名作を復活させることができました!

なんか自分の手で直すって、愛着湧いてくるんですよね。

サッカーのスパイクに、レザーオイルを塗るような感覚というか。
↑これは個人的すぎるか。

キネティックをお持ちの皆さまは、
ぜひ電池交換に挑戦する際の参考にしてみてください。

– 補足 –

※腕時計の分解や修理をご自身で行う場合、メーカーの保証対象外となる場合があります。時計の修理をご自身で行う場合は、あくまで「自己責任」でお願いいたします!自信がない場合は、無理をせず時計専門店へ相談することをおすすめします。

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